チャペルと礼拝チャペル

歴史と伝統ある立教の「建学の精神」を直接的に実践しているのがチャペルの活動です。 チャペルでは、年間を通じ様々な礼拝が行われるほか、隣接するチャペル会館では、各チャプレン(大学付牧師)のもとで「聖書に学ぶ会」などの集いも随時行われており、様々な相談や質問に応じるためにチャプレンが常駐しています。

チャペル・礼拝

チャペルとは、学校や病院などの施設に付属する礼拝堂のことです。立教学院には3つのチャペルがあり、池袋(諸聖徒礼拝堂)、新座(聖パウロ礼拝堂)、小学校(諸天使礼拝堂)におかれています。これらは立教学院に連なるすべての人たちのためにあり、日々の礼拝や授業が行われているほか、コンサートなども催されます。ここでは池袋・新座キャンパスにあるチャペルについてご紹介します。礼拝はどなたでもご参加・ご見学いただけますので、お気軽にお越しください。

立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋キャンパス)

モリス館(本館)や旧図書館本館(メーザーライブラリー記念館)と同時期に建てられ、1918年に竣工しました。 建築当初は礼拝堂そのものだけで、西側の控室、回廊、入口上部のバルコニー(聖歌隊席)はその後増築され現在に至ります。1996年には外壁レンガや屋根などの修復工事が行われ、98~99年にかけての免震工事を経て、関東大震災クラスの地震にまで耐えられるようになりました。1999年に東京都歴史的建造物に選定されています。

立教学院聖パウロ礼拝堂(新座キャンパス)

新座中学校・高等学校と大学のちょうど中間にあり、正門から続くシンボルゾーンの顔ともいえる存在です。建築家アントニン・レーモンド氏により設計され1963年に完成しました。チャペルの左側にはチャペル会館へとつながる回廊があり、上空から見るとチャペルと回廊は五角形になっていて、立教の「立」を表しています。回廊に囲まれた芝生にそびえるベルタワーは高さ31メートル。大中小の鐘が礼拝の時間を知らせます。
チャペル閉館時刻のご案内

池袋チャペル閉館時刻

月~金/17:00  土/12:30
※大学の春・夏・秋・冬季休業中は、閉館時刻が繰り上がる、または、閉館等になる場合がありますのでご注意ください(詳しくはお問い合わせください)。※祝日(大学の授業日を除く)、大学入学試験期間(2月上中旬)は、閉館となります。

新座チャペル閉館時刻

月~金/17:00  土/13:00
※大学の春・夏・秋・冬季休業中は、閉館時刻が繰り上がる、または、閉館等になる場合がありますのでご注意ください(詳しくはお問い合わせください)。
※祝日(大学の授業日を除く)、大学・新座中学校・新座高等学校の入学試験期間(1月末~2月上中旬)は、閉館となります。
礼拝案内

立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋チャペル)

【早朝聖餐式】原則として月~金曜日7:00~(大学一斉休暇中をのぞく) 
立教の一日は礼拝で始まります。
夏休みと年末年始、土曜日を除いた朝7時から聖餐式が行われ、学院各校のために祈りがささげられます。

【朝の祈り】月~土曜日8:20~8:40(授業期間中) 
チャプレンの聖務時祷として行われ、一日のはじまりに立教学院と世界の平和のために祈ります。

【昼の祈り】毎週月・水・木曜日12:50~13:10(授業期間中) 
月曜日は、チャプレンによる講話があり、水曜日は「学生は語る」と題し、学生がキャンパス・ライフを振り返って、経験をお話しくださいます。木曜日は「歌による昼の祈り」として、聖歌隊とともに礼拝を行います。

【夕の祈り】毎週金曜日17:45~18:45(授業期間中) 
聖歌隊やハンドベルとともにささげる、英国の大聖堂やカレッジチャペルの伝統的な形式での礼拝です。

【主日礼拝】毎週日曜日  ※予約制は終了しました。ご自由にご参加ください。(こども礼拝は予約が必要です。)
  7:00~   聖餐式
  9:00~   こども礼拝(日曜学校さゆり会)
10:00~   聖餐式

立教学院聖パウロ礼拝堂(新座チャペル)

【昼の祈り】毎週火・木曜日12:50~13:10(授業期間中) 
昼休みの祈りのひとときです。チャプレンによる聖書に基づくメッセージを聞き、祈り、聖歌を歌います。チャペルに広がるオルガンの響きもお聴きください。

【早朝礼拝(聖餐式)】毎週木曜日7:10~(夏・冬季休業中を除く。詳細はお問い合わせください) 

【主日礼拝(聖餐式)】毎週日曜日11:00~(夏・冬季休業中を除く。詳細はお問い合わせください) 
はじめて礼拝に来られた方へ

Welcome to Chapel!!

立教のチャペルでは、1年を通してさまざまな礼拝が行われています。それらの礼拝は、信徒であるかないかにかかわらず、学生・教職員・一般の方、どなたでもご参加いただけます。「礼拝を見てみたい」「参加してみたい」という、はじめて教会に来られる方ももちろん大歓迎です。どうぞお気軽にお越しください。

最初に

礼拝はキリスト教の「儀式」であることは事実です。それゆえはじめて来られた方は、何が「起こる」のか、何か「させられるんじゃないか」などと不安だったりするかもしれません。
 でもご安心ください。はじめは立ったり座ったりという所作や、聖歌を一緒に歌うことなどに戸惑うこともあるかも知れませんが、そうしなければならないわけではありません。むしろそうした心配よりも、礼拝の中で分かち合いたいテーマや「祈り」の中身を受けとめていただければと思います。
 ここでは、はじめての方もより安心してご参加いただけるよう、礼拝のおもな流れ、所作などを簡単にご紹介しています。

礼拝のおもな流れ

礼拝には、「式文(礼拝の進行がかかれている小冊子)」「聖歌集」「聖書」などを用います。これらは礼拝ごとに受付で配布いたしますので、お受け取りのうえご着席ください。 礼拝は、式文に記載されている順序で進みます。おもな流れは、おおよそ次のようになります。

・オルガンの前奏
礼拝が始まります。着席して心を落ち着かせましょう。
・聖歌
パイプオルガンの伴奏に合わせて全員で歌います。
・聖書の朗読
その日の礼拝にふさわしい聖書箇所が読まれます。
・説教(奨励)
司式者または奨励者によるお話を聞きます。
・聖歌
パイプオルガンの伴奏に合わせて全員で歌います。
・オルガンの後奏
着席して心を落ち着かせましょう。 祭壇のろうそくの火が消えると、礼拝は終了です。

礼拝中の所作(動作)について

聖歌番号は正面右の掲示板に

礼拝では、「起立」「着席」「ひざまずく」などの所作がところどころに出てきます。式文中に記されているか、司式者(※1)が口頭でご案内することもあります。周りの人とあわせていただければ結構ですが、必ずしも同じでなければならないわけではありません。下記を参考に、安心してご参列ください。

※1 「司式者(ししきしゃ)」…礼拝を行うチャプレン(司祭)のこと。
※2 「会衆(かいしゅう)」…礼拝に参列している皆さんのこと。
※3 「一同(いちどう)」…司式者と会衆のこと。

立つ・座る
式文、または司式者の案内にそって、ご起立・ご着席ください。
読  む
式文中の「会衆(※2)」または「一同(※3)」となっているゴシックの太字部分をお読みください。または楽譜にそって歌います。「アーメン」とは、「わたしも同意します」という意味です。
歌  う
式文またはチャペル正面右の掲示板にある番号の聖歌を歌います。口頭でも「聖歌○○番」と案内がありますので起立し、オルガンの前奏に続いてお歌いください。歌詞や楽譜は、式文または聖歌集(ページ左上が聖歌番号)をご参照ください。
ひざまずく
前席の下にある横長のクッションを引き出し、ひざをつきます。慣れていない方は、座ったままでも構いません。

このほかにも分からないことがありましたら、受付のスタッフまで、どうぞお気軽に声をお掛けください。また、上記の内容をまとめたものをチャペル前に置いてありますので、ご入り用の方はどうぞお持ちください。
礼拝音楽表

聖公会

米国からチャニング・ムーア・ウィリアムズ主教が派遣されたことにより、立教大学は創設されましたが、このウィリアムズ主教が「聖公会」というキリスト教の一教派の宣教師であったため、立教大学も「聖公会」の流れを汲み、かつ今日に至るまで密接な関係を持っています。

「聖公会」は、歴史的には16世紀の英国における宗教改革から始まった教会で、ローマ・カトリック教会の伝統と宗教改革の精神(プロテスタント教会の精神)を併せ持つ教会と言われています。そして世界各国の聖公会が相互につながりを持ち、アングリカン・コミュニオンを形成しています。

池袋チャペル(立教学院諸聖徒礼拝堂)は、日本聖公会〔(英)The Anglican Church in Japan、(米)Episcopal Church〕 東京教区にある33教会、9礼拝堂(病院、学校、施設)のうちの一つです。また、新座チャペル(立教学院聖パウロ礼拝堂)は、日本聖公会北関東教区にある22教会、5礼拝堂(講義所を含む)のうちの一つです。

日本聖公会のサイト

Anglican Communionのサイト

お問い合わせ

チャプレン室事務課

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