協定校の学生が観光学部で学ぶプログラムを4年ぶりに再開

観光学部

2023/09/01

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

観光学部と協定を結んでいるタマサート大学(タイ)、ベトナム国家大学ハノイ校、中山大学(中国)の学生40名が来日し、約10日間観光学部で学びました。

※ タマサート大学、ベトナム国家大学の学生は7月3日~7月13日、中山大学は7月14日~7月24日に滞在

授業中の様子。最終日のプレゼンテーションに向けて真剣に取り組んでいました。

この受け入れプログラムは観光学部独自の取り組みで、新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続いていましたが、2019年度以来4年ぶりに実施することができました。

留学生たちは滞在中、日本語の授業や観光学部教員・大学院生による授業などを履修します。タマサート大学の学生たちは、鍋倉咲希助教のゼミに参加。立教生と「日本での発見」「日本の観光地で気づいたこと」などのテーマについてディスカッションをしました。歩く速さに驚いたという日常生活の小さな発見から、授業で学んだ日本の社会問題やジェンダーギャップ、タイとの共通点など、幅広い話題が展開されました。「金沢出身の立教生が、東京にはない金沢のご当地ラーメン屋(八番ラーメン)がタイで人気ということを知り驚く場面がありました。留学生との身近な話題での会話が、文化の移動の面白さやダイナミックさを実感する機会にもなったようです」と鍋倉助教。留学生だけでなく立教生にとっても貴重な学びの時間となりました。

また、ベトナム国家大学生は川嶋久美子准教授のゼミに参加をし、現在取り組んでいる調査プロジェクトについてお互いに発表しました。その後の交流会では日本のお菓子を食べながらゲーム大会を実施。立教側の2年生が司会進行を務め、大いに盛り上がりました。

茶道部の学生が歓迎のお茶会を開催してくれました。

川嶋ゼミにて。ゲーム大会中の一コマ

観光学部といえばフィールドで学ぶ機会の多い学部です。短期受け入れプログラムでも川越、鎌倉、箱根など各地でのフィールドワークを実施しました。

川浪彩奈さん(交流文化学科4年)は留学生をサポートするスタッフとして日光のフィールドワークに同行しました。

「日光スタディツアー当日が留学生との初顔合わせだったのですが、行きのバスから積極的に自国のことを教えてくれたり、日本について質問してくれるなど会話が弾みました。タマサート大学の留学生は日本語専攻ということもあり、日本語が堪能なのはもちろん、徳川家の歴史や源氏物語の詳細など私が知らないような日本に関する知識を話していたことには驚きました。ベトナム国家大学の学生とのコミュニケーションは非ネイティブ同士の英語でしたが、元気でノリがよい学生が多く、言語の壁を感じないくらい仲良くなれたと思います。昼食の湯葉定食は初めて食べた学生がほとんどで、『味がしない』という感想も耳にしましたが、盛り付けや食器などがユニークで楽しんでいました。」とフィールドワークの様子を話してくれました。
これまで新型コロナウイルス感染症の影響で観光学部の海外プログラムも縮小が続いていました。この受け入れプログラムを皮切りに、この夏は様々な正課科目、ゼミ合宿等の海外プログラムが再開し、多くの観光学部生が海外に出発しています。

東照宮前にてタマサート大学とベトナム国家大学ハノイ校の学生たちと集合写真。

※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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