第57回研究例会「前近代東アジアにおける術数文化の伝播・展開—日本と朝鮮半島を中心として—」

INFORMATION

  • 2016年10月22日(土)14:00~17:30
  • 池袋キャンパス 5号館1階 5124教室

「術数」とは古代中国で成立した陰陽・五行の数理に基づく吉凶判断であり、前近代を通じて東アジアの国々に広く伝播し、それぞれの社会に深く浸透してゆくことで、それぞれの民族文化の形成にも強い影響を与えた。しかしながら、主に議論されるのは中国での形成・展開の問題であり、「術数文化」の諸国・諸地域への伝播・展開について論じられることはさほど多くはない。そのため、本例会では、このような「術数文化」を文化交流史・比較文化史の観点から検討し、日本や朝鮮半島への伝播・展開の諸相を明らかにする議論の手がかりとしたい。さらには広く「術数文化とは何か」を考える契機としていきたい。

講師

高麗大学校師範大学歴史教育科助教授
鄭 淳一 氏

【演題】「『新羅海賊』と国家を鎮護する神・仏」
専門は日本古代史・東アジア海域史。主要業績に『九世紀の来航新羅人と日本列島』(勉誠出版、2015年)、「9世紀初めにおける日本の辺境と通訳」(『東北亜歴史論叢』51、ソウル:東北亜歴史財団、2016年)、「韓半島出土『龍王』木簡にみる新羅人の祈り」(水口幹記編『古代東アジアの「祈り」—宗教・習俗・占術—』、森話社、2014年)など。

東京大学東洋文化研究所・日本学術振興会RPD
宇野 瑞木 氏

【演題】「江戸初期の寺社建築空間における説話画の展開──二十四孝図を中心に」
専門は東アジア説話文学・図像。主要業績に『孝の風景──説話表象文化論序説』(勉誠出版、2016年)、「蓑笠姿の孟宗──五山僧による二十四孝受容とその絵画化をめぐって」(『東方学』122、2011年)、「後漢慕の祠堂における孝の表象──扶桑樹と風・雲のモティーフ をめぐって」(『表象文化論研究』8、2009年)など。

二松学舎大学文学部国文科専任講師
松浦 史子 氏

【演題】「獣頭の鳳凰『吉利・富貴』について-日中韓の祥瑞関連史料を手がかりに」
専門は中国古典文化・文学。主要業績に『漢魏六朝における『山海経』の受容とその展開』(汲古書院、2012年)、「江淹「遂古篇」について-郭璞『山海経』注との関わりを中心に」(『東洋文化研究所紀要』151、2007年)、松浦史子「関於瑞祥志中可見的似鳳四凶鳥-以日本前田尊経閣文庫本『天地瑞祥志』引『楽斗図』為端緒」(『新世紀神話研究之反想国際研討会論文集』、2011年)など。

本学文学部文学科教授・日本学研究所所員
鈴木 彰

《総合司会・コーディネーター》

藤女子大学文学部准教授・日本学研究所所員
水口 幹記

《司会・趣旨説明》

詳細情報

名称

第57回研究例会「前近代東アジアにおける術数文化の伝播・展開—日本と朝鮮半島を中心として—」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般
※申込不要、入場無料

主催

日本学研究所

共催

日本学術振興会科学研究費基盤研究(B)(一般)「前近代東アジアにおける術数文化の形成と伝播・展開に関する学際的研究」(課題番号16H03466。研究代表者:水口幹記)

お問い合わせ

日本学研究所事務局

E-mail:nihongaku@rikkyo.ac.jp

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