公開シンポジウム「流動する移民社会──頻繁な移動者に注目して──」2/18、2/19

INFORMATION

  • 2017年2月19日(日)10:00~16:00
  • 池袋キャンパス 12号館地下1階 第1・2会議室

平和・コミュニティ研究機構では移民について研究を進めてきた。また、2015年度から平・コミのメンバーが中心になったSFR共同プロジェクト研究「頻繁な移動者がつくる移民コミュニティの研究──環太平洋の現況に注目して──」に助成を受け、学外のメンバーも加えて研究を進めている。公開シンポジウムを開催しSFR最終年度にあたり成果を示す。今回のシンポジウムではSFRで助成を受けた6名(内1名は学外)だけでなく、関連分野の研究者5名も発表し、特に「頻繁な移動者」に注目した議論を深めたい。このシンポジウムでの成果は2017年度に刊行予定である。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「流動する移民社会──頻繁な移動者に注目して──」2/18、2/19

内容

講師
《午前》
大橋 健一(本学観光学部教授)
「ベトナムをめぐるもう一つの人の移動の回路」
長坂 康代 氏(愛知東邦大学兼任講師)
「韓国在住ベトナム人の移動とネットワークに関する研究──安山市『多文化村特区』の事例から──」
杜 国慶(本学観光各部教授)
「APPデータにみる訪日外国人旅行者の移動パターン」
市川 誠(本学文学部教授)
「宗教者の養成のための移動──フィリピンでのカトリック修道士養成:通過点としての語学学校に着目して──」

《午後》
Biao Xiang 氏(オックスフォード大学文化人類学院教授)
「Labor transplant:“Point-to-point” transnational labor migration in East Asia Biao Xiang」
ファーラー・グラシア 氏(早稲田大学大学院教授)
「Brokered Student Mobility: International Education as a Migration Industry」
田嶋 淳子 氏(法政大学社会学部教授)
「中国系移住者に関する比較社会学的考察──東京・豊島区池袋地域とミラノ・Via Paolo Sarpiをめぐって──」
水上徹男(本学社会学部教授)
「日本人移住者の地域別居住動向──オーストラリアの大都市の事例を中心に──」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

申込不要、入場無料

主催

平和・コミュニティ研究機構

共催

SFR共同プロジェクト研究「頻繁な移動者がつくる移民コミュニティの研究──環太平洋の現況に注目して──」

備考

【講師略歴】
長坂 康代 氏
・「ベトナムの首都ハノイの経済活動における商民俗とコミュニティ形成──旧市街ハンホム通りの『掛け売り』をめぐる都市人類学──」『比較民俗研究』24:55-69.2010年
・「路上茶屋からみたベトナム都市民衆のコミュニティ形成──首都ハノイ・旧市街のハンホム通りを中心にして──」『食生活研究』30(6):9-22.2010年
・「ベトナム・首都ハノイの同郷会をめぐる都市人類学的考察──同郷会おける都市内の活動と都市=村落関係──」『東南アジア──歴史と文化』40:79-99.2011年

田嶋 淳子 氏
・「中国系移住者とチャイナタウンをめぐる一考察──呉啓超『唐人街』(1928)から考える──」『社会志林』57(4):143-158.2011年
・「中国系移住者の移動をめぐる諸相──二つの地域の事例から──」『歴史評論』713:17-32.2009年
・『国際移住の社会学──東アジアのグローバル化を考える──』明石書店 2010年
・「中国系移住者の移動と定着をめぐる諸相」『平和・コミュニティ研究』(3)113-123 2007年

お問い合わせ

平和・コミュニティ研究機構事務局

電話:03-3985-4275

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