文学科 フランス文学専修

MESSAGE

フランスを知る、
視点が広がる、
新しい自分が見えてくる

Department of Letters
Course in
French Literature

立教大学
池袋キャンパス

OBJECTIVE

フランスのいまを探究。
グローバルな視点を持った、
人間性豊かな人を育てます。

フランス文学専修の3つの特色

この専修で学べることとは?

  • フランス学の入門から美術・芸術まで幅広く学ぶ。

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    1年次には、フランスの文化や、文学者・芸術家について学ぶ入門科目を設置。その後、小説や詩、文化、思想、哲学について探究する科目や、美術・芸術分野を学ぶ科目など、多彩な学びが広がっています。

  • 充実した留学支援。

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    パリ・ディドロ大学、パリ東大学、リヨン第3大学などへ毎年留学生を派遣しています。また、夏にはフランスで3週間の語学集中講座も開講しています。語学はもちろん、フランス文化への理解が深まります。

  • 全ての教員が、幅広い分野と時代を網羅。

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    フランス文学専修の教員は、それぞれが専門とする時代が中世から現代の文学・思想まで時代順にほぼ切れ目なくつながっています。また、専門の周囲に配置される分野を幅広くカバーしています。

文学科は5つの専修から1つを選択。
他専修の科目も興味に応じて履修可能です。

立教大学文学部の文学科は、英米文学専修、ドイツ文学専修、フランス文学専修、日本文学専修、文芸・思想専修の5つの専修で構成されており、入試や合否の判定は専修ごとに行います。

学生は各専修に所属してそれぞれの専門科目を学びながら、同時に他専修の科目も履修することができます。また、他学科の単位も取得が可能です。

フランス文学専修で
身に付く能力・知識

この専修で育まれる力とは?

  • 実践的なフランス語力。

    実践的なフランス語力を磨くために、一人一人の関心や必要に応じたフランス語の授業を独自に展開しています。文法だけでなく、講読や会話などの授業を通じて、本当に使えるフランス語力が身に付きます。

  • グローバル社会に
    必要な教養。

    現代フランスとフランス語圏の文化と社会を学びながら世界を見る。中世・ルネサンスから20世紀までの歴史・文学・思想を学びながら「いま」を知る。これにより、グローバル社会を生きていくための教養が身に付きます。

  • 世界を相対化して
    理解する視点。

    フランスとの交わりを通して西洋だけでなくイスラム世界やアジアも知り、改めて日本も理解し直す。世界を相対化して理解する視点を養います。

Q.「フランス文学専修で学ぶ」とは、
どういうこと?

A.グローバル社会を新たな視点で見つめ、
理解する力を育めることです。

フランス文学専修における学びは、つねに「いま」をめぐる問題意識に導かれています。アフリカやカナダの一部でも使われているフランス語という視点を通して世界を見ることで、英語や日本語で理解していたものとは全く異なる世界が開け、それが新しい自分を創出するきっかけとなります。
それは、英語一辺倒になりがちな現在のグローバル社会において、情報の偏りを修正する視点となり、世界を多角的に理解する力にもつながっていくのです。

中世・ルネサンス期の文学や思想、17世紀の古典劇、18世紀の書簡文学、19世紀の恋愛小説、20世紀の青春小説、現代思想など、遠い過去にフランス語で書かれた作品群は、はじめのうちは単なる文字の羅列のように感じられるかもしれません。しかし、丁寧に読み解いていくと、あるとき突然、予想外の意味が立ち上がり、過去と現在がつながっていく。そんな知的興奮に満ちた瞬間に出会うことができます。

「愛の国フランス」を
学問する!?

美しいパリの街並みを、愛を語らいながら歩いていく恋人たち……。フランスといえば、そんなロマンチックな「愛の国」という印象を持っている人も多いかもしれません。フランス文学専修では、この「フランス=愛の国」のイメージと現実に対しても、学問的にアプローチします。

中世のフランスでは、結婚は恋愛を前提としていませんでした。そのため、婚姻の枠の外で、多様な愛の形が花開いたのです。例えば中世文学『トリスタン物語』は、騎士トリスタンと主君の妃であるイゾルデの悲恋物語。また、『アベラールとエロイーズ 愛の往復書簡』は、神学者アベラールと教え子の恋愛を描いた物語。これらの作品を通じて「至純の愛」とは何か、身分差が恋にどう作用したのかなど、当時の結婚の意味や禁じられた愛の意味について歴史や社会背景から考察していきます。

さらには、現代における愛のかたちとして、結婚事情や少子化対策も考察の対象として取り上げます。過去と現在の往復によって、フランスという「愛の国」の複雑な現実が見えてくるでしょう。

例えば、
こんなことも
フランス文学専修の
学びです。

フランス文学専修の教員と演習テーマ・研究分野

教員一覧を表示する
※大学案内(2024年度版)より転載。
氏名 演習テーマ・研究分野 リンク
桑瀬 章二郎 18世紀文学と思想。ルソー、書簡文学など 研究者情報
菅谷 憲興 19世紀文学と文化。フローベールを中心に 研究者情報
坂本 浩也 20世紀文学と文化。プルーストを中心に 研究者情報
澤田 直 現代思想、フランス語圏文学。サルトルを中心に 研究者情報
横山 安由美 中世文学と文化。アーサー王物語を中心に 研究者情報
Bareille, Laurent フランス語教育、日仏比較文化、映画論 研究者情報

こんな学科もあります

フランス文学専修に興味がある人は、こちらの学科にも興味を持っています。

文学作品を読み解く上で、作品が書かれた背景を知ることは非常に重要な作業です。作品によっては背景を知ってもなお理解が難しいものもありますが、それに臆することなく、真正面から作品に向き合い、理解を深めていく経験を積んだことで読解力を大きく高めることができました。

フランス文学専修 山川 啓太さん大学案内2024より

文化や社会、政治、文学、音楽に至るまで、フランスに関わることであれば分野を問わず学ぶことができます。もちろん、フランス語の語学力を磨くのにも最高の環境が整っており、努力次第でフランス語検定を取得できるレベルに達することも可能です。

フランス文学専修 榊 純可さん大学案内2023より

フランスの歴史や言語を基礎から学ぶので、文学作品や文化を時代ごとの潮流や形式に沿った視点から考察できるようになりました。

フランス文学専修 森 絵磨さん大学案内2022より

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