史学科

MESSAGE

過去を学び、
今を理解し、
アイデンティティーを
確立する

Department of
History

立教大学
池袋キャンパス

OBJECTIVE

歴史を通して
社会や文化を理解する力を育み、
未来を考察できる人を育てます。

史学科の3つの特色

この学科で学べることとは?

  • 過去を学ぶことで、
    いまを深く理解する。

    1

    伝統や文化が、いまをどのように規定しているのか。異なる価値体系を持った社会が、どのように形成されてきたのか学ぶことで、現代世界における私たち自身の位置付けを理解していきます。

  • 自身の興味に合わせて
    3専修で学びを深める。

    2

    1年次は、少人数制の授業で史学の基礎を修得。2年次からは、世界史学専修、日本史学専修、超域文化学専修のいずれかを選択し、さらに学びを深めていきます。

  • フィールドワークや
    専門言語プログラムが充実。

    3

    1年間に2つ以上のフィールドワークのプログラムと、インドネシア語・トルコ語・イタリア語などの語学プログラムを用意。異なる歴史を生きた人々の文化に触れ、自らの文化を相対化します。

世界史学専修、日本史学専修、超域文化学専修。2年次より、個性豊かな3専修で学ぶ。

東洋史・西洋史などの既存の枠組みではない、新しい世界史像を学ぶ「世界史学専修」。人類史の一環としての日本史を学ぶ「日本史学専修」。そして民族や慣習、言語など文化の基礎に着目して人類の文化社会を学ぶ「超域文化学専修」。

学生は2年次になると自身の興味に従って、これら3つの専修から一つを選択します。原則として全ての学生が希望する専修に進むことができます。

史学科で
身に付く能力・知識

この学科で育まれる力とは?

  • 複数の視点から、社会の全体像を理解する力。

    人間の文化や社会を理解するには複数の視点を持つ必要があります。史学科では、文化人類学や地域研究論といった歴史学以外の分野も学び、複数の手法を用いて社会を理解する力を養います。

  • 自ら調査を企画し、
    実行する力。

    フィールドワークなどの手法を通して、調査を企画・実施し、分析して、発表する力を養います。将来どのような仕事に就いても発揮できる実践的な知識・技能を身に付けることができます。

  • 社会を見定める力。

    私たち自身の歴史的・文化的背景を理解し、多様な価値観に照らして自らの文化を相対化することで、私たちの立ち位置を見定める力を身に付けます。

Q.「史学科で学ぶ」とは、
どういうこと?

A.過去を知ることで、
今を知ることができることです。

歴史は何のために学ぶのでしょうか。もちろん、学校のテストのために暗記するだけのものではないですし、歴史ドラマなどを楽しむだけのものでもありません。歴史は、言ってみれば、今の私たちを見つめ直すための「モノサシ的な存在」なのです。
例えばどうして世界の共通語は英語なのでしょうか。その理由は「大英帝国」と呼ばれたイギリスの歴史から知ることができます。当時イギリスは世界中に植民地を持っていて、多くの国・地域で英語が公用語として使用されてきたからです。このように現在では常識のようになっている物事も、歴史をひも解くことでより深く理解することができるのです。

過去を学ぶことで、今の社会を知り、自分自身を知ることができる。それが歴史学の面白さです。

昆虫食を通して、
文化や人を学ぶ。

イナゴ、イモムシ、セミ、コオロギ、スズメバチ……これらの昆虫を食べたことはありますか? 世界では1900種以上の昆虫が食べられていると言われていて、昆虫食は世界的に注目を集めています。

昆虫食研究の第一人者である史学科超域文化学専修の野中健一教授は、長年にわたって日本や世界各地でフィールドワークを行い、人が虫を含めた自然とどう付き合ってきたかに注目して研究を進めてきました。自然の中でどこに虫がいるのか、どうやって捕まえるのか、どうやって食べるのかなど、地域や民族によって全く異なります。もちろん、昆虫は食べないという人たちもいます。

大切なのは、それぞれの食文化の多様性を理解し、認め合うことです。昆虫を食べる人、食べたいと思わない人、それぞれの感情を尊重して研究していく。これも「人の気持ち」を扱う文学部の学びです。

例えば、
こんなことも
史学科の
学びです。

史学科の教員と演習テーマ・研究分野

教員一覧を表示する
※大学案内(2024年度版)より転載。
氏名 演習テーマ・研究分野 リンク
浦野 聡 古代地中海世界史 研究者情報
小澤 実 中近世ヨーロッパ史 研究者情報
高林 陽展 近現代ヨーロッパ史 研究者情報
上田 信 中国社会史 研究者情報
四日市 康博 海域アジア・東西交渉史 研究者情報
梅原 秀元 近現代中東欧史 研究者情報
深津 行徳 日本・東アジア古代史 研究者情報
佐藤 雄基 日本中世史 研究者情報
後藤 雅知 日本近世史 研究者情報
寺尾 美保 日本近世近代移行期 研究者情報
小野沢 あかね 日本近代史 研究者情報
沼尻 晃伸 日本現代史 研究者情報
山下 王世 イスラーム複合文化史 研究者情報
野中 健一 文化環境学 研究者情報 個人サイト
丸山 浩明 地域研究論 研究者情報
松原 宏之 アメリカ社会史 研究者情報 個人サイト
橋本 栄莉 文化人類学 研究者情報
市田 雅崇 フォークロア 研究者情報
中森 弘樹 現代の社会問題、社会学 研究者情報

こんな学科もあります

史学科に興味がある人は、これらの学科にも興味を持っています。

歴史学は、考えることを突き詰め、自分なりの意見を持つことに重点を置く学問です。そのため、さまざまな出来事に対して疑問を持ち、「なぜ」を深く掘り下げる能力を鍛えることができたと感じます。

史学科 原田 佳奈さん大学案内2024より

日本史に興味があり、本格的に歴史を学ぶため本学科に進学しました。しかし、学びを深めるうちに歴史を振り返るだけでなく、今を生きる人々のさまざまな暮らしや思想を知りたいと思うようになり、超域文化学専修を選択。史学だけでなく、民俗学や地理学の知識・手法も用いて研究を行っていますが、そうした分野横断的な幅広い研究ができることも醍醐味の1つです。

史学科 吉田 大晟さん大学案内2023より

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