2024/03/08 (FRI)

「2023年度春季陸前高田交流ツアー」を開催しました。

2024年2月22日(木)~24日(土)の3日間、「2023年度春季陸前高田交流ツアー」を開催しました。東日本大震災や復興について体験的に学ぶことを目的とした本ツアーは、毎回定員を上回る応募があり、今回は18名の学生が参加し、2泊3日で様々な場所を訪問しました。


1日目は、奇跡の一本松ホールにて、今泉地区コミュニティ推進協議会長の菊池満夫さんに、陸前高田に関する情報や震災当時のお話を伺いました。
その後、「高田民泊」を利用し、学生たちは陸前高田市の各ご家庭で一晩過ごしました。初めて陸前高田を訪問する学生ばかりでしたが、地元の方々との楽しい交流のおかげで緊張がほぐれたようでした。
2日目は、午前に高田松原津波復興祈念公園パークガイドに参加し、午後は語り部の米沢祐一さんに、地震発生時の体験談を伺いました。米沢さんの教訓に、学生たちは真剣に耳を傾けていました。気温がとても低かったので、リアルな追体験になりました。
その後、陸前高田グローバルキャンパスにて、避難所生活について学習し、3.11仮設住宅体験館に宿泊しました。当時の生活の追体験を通じて、多くの学びを得た1日となりました。

3日目は、グローバルキャンパスでツアーの振り返りを実施しました。2日間の体験を言語化し、参加者同士で共有することで、学びを深める時間となりました。
その後、碁石海岸近くで魚屋「鮮魚シタボ」を営む村上さん夫妻を訪問し、地元の海鮮をいただきながら震災当時のお話を伺いました。自分たちで盛り付けた海鮮丼を食べたり、バーベキューをしたりしながら、ご夫妻との交流を楽しみました。
2泊3日という短い時間でしたが、学生たちは多くの学びを得ることができました。

参加した学生からは、「陸前高田で暮らす方々との交流を通して、実際に訪問しなければ聞けなかったお話、見られなかったもの、経験できなかったことをたくさん体験することができた」、「想像以上に学びになった。参加してよかった」という感想が聞けました。

ご協力いただいた陸前高田市の皆様に感謝申し上げます。

参加学生の声(事後アンケートから抜粋)

・想像以上に学びの多い時間だった。現地の人から生の声を聴くことができたことが私にとって一番印象に残った。震災遺構を見ていた時に、地元の高齢者のお話を思いがけず聞くことができて、当時の様子をさらに鮮明に感じることができた。新しい友人もでき、とても良い経験だった。(観光学部 2年)

・陸前高田市における震災の影響について、多様な人々からお話を頂くことで、個人や社会として、どのようにしてリスクに対処していけばよいかを考える大きな契機になった。また、現地に赴くことで、復興の進捗度についても理解を進めることができ、物事を見る際の新たな知見を得ることができた。(コミュニティ福祉学部 3年)

・満足感のある4日間を過ごすことができて本当によかったです。楽しいだけでなく感じること、学ぶことも多く、時に悲しい気持ちになりながらも陸前高田の人たちの温かさにほっこりしました。卒業旅行として色々なところに行ったりしますが、ただの旅行ではない、特別な経験ができて、立教生でいるうちに陸前高田に行くことができ本当によかったです。またいつか必ず訪れたいと思います。改めて素敵なツアーを企画してくださり本当にありがとうございました!(コミュニティ福祉学部 4年)

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。