2024/03/21 (THU)

「豊島区×立教大学 地域課題提言ワークショップ2023」最終報告会を実施しました。

2024年3月15日(金)、「豊島区×立教大学 地域課題提言ワークショップ2023」の最終報告会を実施しました。

【地域課題提言ワークショップとは】
本学所在地である自治体等が直面する地域課題の解決に向けて、学生チームで事前調査やヒアリングを実施し、解決策を練り上げ、最終的に報告会において自治体や住民に提言を行う体験型プログラムです。本学の地域連携事業をより推進していくために、正課外プログラム(単位取得対象外)として実施します。学部や学年も様々な学生でチームを編成し、地域課題を深く考えることを通じて、地域理解の深化、自己成長に寄与する機会を提供します。

1/13(土)豊島区文化商工部文化観光課ご担当者様からの説明(オリエンテーション)

昨年度に引き続き、今回も豊島区文化商工部文化観光課様に地域課題チャレンジテーマをご提供いただきました。今年度は、「池袋への来街者に、周辺地域(南長崎、大塚、巣鴨、駒込、目白、雑司が谷)の魅力を伝え、誘客に繋げる方法について、学生の皆さんの提案を聞かせてください。」というテーマのもと、学生24名(4チーム)が約2ヶ月間取り組みました。

ワークショップは、1月13日(土)のオリエンテーションからスタートしました。豊島区ご担当者様より、豊島区に関する様々な情報をご説明いただいた後、本学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター助教の後藤隆基先生より、池袋に関する情報や、フィールドワークの心構えを講義いただきました。オリエンテーションを通じて、学生たちは知識を深めることができました。

1/20(土)IKEBUSアトカルツアー

1月20日(土)には、豊島区内の魅力的な観光スポットや文化施設を回遊する「IKEBUS アトカルツアー」に参加しました。学生たちはIKEBUSに乗車し、区内の様々な場所を訪問することで、これまで知らなかった新たな豊島区の魅力を肌で感じることができました。

2月には、課題解決に向けたアイディア出しのため、区内の5地域(南長崎、大塚、巣鴨、駒込、雑司が谷・目白)に詳しい皆様にご協力いただき、4チーム合同でヒアリングを実施しました。また、チームごとに希望する豊島区内外の方々にもお話を伺いました。

ヒアリングで得た貴重な情報を基に、学生たちは提案内容を深め、3月1日(金)の中間報告会を経て、最終報告会に臨みました。

2/2(金)巣鴨ヒアリング

2/7(水)駒込ヒアリング

2/8(木)南長崎ヒアリング

2/20(火)雑司が谷・目白ヒアリング

3/15(金)最終報告会を終えての集合写真

3月15日(金)に本学太刀川記念館3階カンファレンス・ルームで実施した最終報告会では、ワークショップの集大成となるプレゼンテーションを行いました。
2ヶ月前に初めて出会ったチームメンバーと協力し、全力で取り組んできた成果を、ヒアリングでお世話になった方々の前で発表することができました。
発表後の質疑応答では、ご出席いただいた方から提案に対するご質問や、温かいお言葉もいただくことができました。

ワークショップに取り組んだ学生たちにとってこの2ヶ月間は、かけがえのない実りある経験となりました。

ヒアリング等、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

チーム:Left Wing(地域回遊に繋がる情報発信ツール「るーとしま」の作成を提案)

チーム:B定食(区の魅力を漫画で周知する「としまマンガプロジェクト」、スタンプラリーを提案)

チーム:豊島区ラバーズ(「映画の街」プロジェクト、リノベーションプロジェクトを提案)

チーム:としまっ子(アプリを活用した「ミッション×街歩き×アート」を提案)

ワークショップ概要

地域課題チャレンジテーマ:  
池袋への来街者に、周辺地域(南長崎、大塚、巣鴨、駒込、目白、雑司が谷)の魅力を伝え、誘客に繋げる方法について、学生の皆さんの提案を聞かせてください。

課題提供:豊島区文化商工部文化観光課
実施期間:2024年1月13日(土)~2024年3月15日(金)
参加学生:24名(4チーム)

参加学生の声(事後アンケートから抜粋)

・今回のワークショップを通してたくさんのことを吸収しましたが、特に印象に残ったことが主に二点あります。一点目は、効果的にまちづくりを行うための方法です。今まで情報収集をする際、気軽さからついデータのみで判断してしまうことが多くありました。ですが、フィールドワークやヒアリングといったように、実際に自分で足を運ぶことによって得られる情報こそが、まちづくりをするにあたってとても重要な要素を含んでいることを実感しました。このようなことから、様々な方面から課題について考え、情報を吸収することが必要不可欠だということを学びました。二点目は、自分自身を見つめ直すきっかけをくれたことです。今回のワークショップにおいて自己成長を感じられた部分はたくさんありましたが、それと同時に、自分の弱みや改善すべきことを明らかにすることにもつながりました。例えば、ペルソナの選定や聞き手が理解しやすいプレゼンの順番など、以前授業で学んだ内容があったにも関わらず、この場であまり活かすことができなかったように感じます。また、話し合いの場面でも自分の考えていることを上手く言語化して伝えることの難しさを痛感しました。このように、知識を十分に理解できていない自分が悔しいですが、一方でこの弱みに気づけたことが嬉しかったです。このように、まちづくりの知識やチームで何かを作り上げる楽しさだけでなく、内省する機会を得ることができ、参加して良かったと感じております。ありがとうございました!(経営学部 1年)

・本ワークショップの最後のプログラムを終えて抱いた感想は、単純に、参加してよかったな、というものでした。本ワークショップの全行程は、出会ったばかりの人と知らない土地に赴き、新しい方法を考えるというものでした。これはとても漠然とした言い方ですが、本当にそう、とにかく新鮮で刺激的な体験が多かったのです。2年生の終わり、学部の授業に慣れ、バイトもこなせるようになってきて、日々の生活に少しすこし飽き飽きしていた頃の私にとって、それはとても幸せな体験でした。学部も学年も様々なチームメンバーと共に、自分の通う大学の属する区の魅力を知り、それを区を超えたより広い世界に伝えるための一つの方法を提言できたということは、私にとっては、間違えなく、かけがえのない成功体験となりました。ワークショップ全行程の最後に、チームメンバーで、この二か月間の頑張りを互いに褒め合った時間は私の宝ものです。本ワークショップを企画して下さり、ありがとうございました。(法学部 2年)

・今回のワークショップに参加したことにより、さまざまな地域の方々にヒアリングを行い、大学に通学しているだけでは気づくことのできない豊島区の地域の魅力に気づくことができました。また、チームメンバーと協力し、意見を出し合ったことにより、豊島区にとても良い提案をすることができました。今回のワークショップは終わってしまいましたが、また同じようなプログラムが開催された場合は、積極的に申し込み、参加していきたいです。(文学部 3年)

・2カ月間がほんの一瞬に感じられるほどあっという間で、楽しかったです。確実に大学生活で一番充実した春休みでした。また、学年も学部もバラバラなチームメンバーには、会うたび沢山のインスピレーションを受けました。尊敬するメンバーとの2カ月間は一生の思い出です。(観光学部 3年)

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